高齢化率が80%を超える瀬戸内の離島に、現役大学生が移住した。
香川県丸亀市沖に浮かぶ人口150人ほどの広島。広島県と区別するため、「讃岐広島」とも呼ばれるこの島は、少子高齢化が急速に進み、ここ10年で人口が半減した。
そんな広島に昨年3月、同志社大学3年だった佐々原悠馬さん(22)が移り住んだ。郵便配達などのアルバイトをしながら、週に1度、京都市内のキャンパスに通ってきた。
丸亀市の本土側で生まれ育った佐々原さんは、大学を卒業した今春以降も島に残った。
それは、二つの「好き」が重なったからだった。
貴重な若い働き手として、瀬戸内の島で活躍する佐々原さん。「いずれは市長になりたい」と語る真意は――。
佐々原さんは小学生の頃、所…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル